皆さん、オココ~。DeNNKoです。
前回の記事では、間食を説明するために”消化”と”腹持ち”について書きました。
そして、間食をするために重要なことは、
”消化が遅く腹持ちが多い食物を摂る”
と書きましたが、実際にどんな食物を選べばいいか?までは書いていません。なぜなら
「何のために間食をするのか?」
ここがはっきりしていないと、間食が太る原因になるからです。本来の間食の目的は、空腹感を解消するためですが、デブには他の目的が存在します。それぞれの目的に沿った間食の方法を説明した上で、実際に摂るべき食物を紹介します。
間食の目的
間食を摂る目的にはいろいろありますが、今回はソイエットで考えた2つの目的を書きます。うまくまとめられているか不安ですが、出来るだけ分かり易く書いていきます。まず、2つの目的とは、
になります。あまり聞きなれない言葉だと思いますが、なぜならこの2つは造語であり、DeNNKoが勝手に作った言葉だからです。では、それぞれの言葉の意味と目的を順に説明していきます。
解消欲求について
まず初めに簡単にですが”欲求”とは何なのか?を説明しておきます。それは、
”欲”しがり”求”めること
です。書いて字のごとくですが、この欲求が「人間の生きる目的である。」と言われていますが、今回の記事は食欲を”2つの欲求として捉える”わけではありません。自分の経験から導き出した答えを書いていくだけなので、心理学者でも哲学者でもないDeNNKoでは、欲求とは何なのか?その答えが書けるわけではありません。
”その状態を消すことを求めること”
です。間食に関連している解消欲求は、空腹感や甘いものが食べたいなどの状態を間食をすることで消そうとする欲求を言います。本来は生理的欲求と言いますが、それだと意味が大きすぎるので今回は解消欲求と名付けました。ここで勘違いしやすいのが、
”欲求を解消したい”
のではなく、
”解消したいという欲求”
だということです。本来の”欲求”にも”解消”が含まれているように思われますが、あくまで”欲求”を抱くことで”解消”しようとするだけです。なので、今回の”解消欲求”とは”解消”を”求めている”ので勘違いしないように注意してください。
では、実際にこの解消欲求と間食の関係性を書いていくことで、解消欲求における間食の目的を書いていきます。
飢えと空腹感
本来の食事は”飢え”という欲求を満たすために行う行為だと言えますが、間食は食事とはまた違うものと考えることで、その意味が変わってきます。実際には体内に栄養素を摂りこむという行為は一緒ですが、それぞれの目的の違いが欲求にも表れています。
間食の場合は食事の様な生命維持などの重要なものと捉えるのではなく、空腹感の解消が目的であり、解消することを求めていると捉えることで解消欲求となります。
「飢えと空腹感は一緒じゃないの?」
と思われるのは当然ですが、これも捉え方の違いで説明していきます。
現代の日本において、なかなかた食物に飢えている人は少ないかもしれませんが、もう少し分かり易くいうと
”お腹が空いた状態”
ということです。前回の記事で空腹を感じるのは”脳”だと書きましたが、この場合の”お腹が空いた状態”とは、
”血糖値が下がりきった状態”
と捉えることで、空腹感と区別しています。前回の食事から時間が経って、体に必要な栄養素が不足することで、血糖値が下がりきっている状態が”お腹が空いた状態”で、その欲求を満たすための行為が食事になります。
では、空腹感とは何なのか?もう少し分かり易く言うと
”小腹がすいた状態”
と同じです。これも血糖値で考えると、
”血糖値が下がり始めている状態”
と捉えます。空腹ではなく、お腹が空き始めている状態を”空腹感”とすることで、食事を終えてまだ血糖値が下がりきる前の途中の状態を”空腹感”と捉えています。そうすることで、空腹を満たすのではなく”空腹感”を”解消”することを求めているので”解消欲求”となります。
食事も人によって内容はそれぞれ違いがありますが、DeNNKoの場合はお腹が空いたら、ご飯やお肉が食べたくなります。なので、甘いものが食べたくなる場合を今回は間食として捉えています。食事のあとに食べるデザートも間食に該当します。
なぜかと言うと、この場合のデザートも
”必要なエネルギー量を摂取する”
ことが目的ではなく、
”甘いものを食べたい”
という状態を消すことが目的のため、食事ではなく間食になります。更に、この欲求も解消欲求と捉えるので、
”甘いものを食べて解消したいという欲求”
になり、解消欲求が間食の目的となります。
解消欲求が目的の場合
これまでのことを踏まえると解消欲求が目的の間食は、
”小腹を満たすため”
に食物を摂ることです。更に詳しく言うと、
”血糖値を下げないように栄養素を摂る”
ことが解消欲求が目的の間食です。こうすることで、食事と食事の間の血糖値が下がりすぎるのを防ぐので、1食での食事量の摂り過ぎが抑えられて、急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪を蓄える機会が少なくなります。
更に甘いものが食べたい時の場合は、
”甘いものが食べたいという感情を消すため”
に食物を摂ります。なので、どちらもそれぞれに必要なエネルギー量を摂取する必要があり、このことを”解消欲求が目的の間食”と捉えています。甘いものに関しては、甘みを感じれば人工甘味料を使った0カロリーの物の方が、余分なエネルギー量を摂取しなくてすむので効果があるのでは?と思われるかもしれませんが、
この記事で人工甘味料に触れているので、良かったら読んでみてください。ソイエットでは人工甘味料は取り入れないので、甘いものは”砂糖”を使ったものを摂取するようにしているため、エネルギー量を摂取することは問題ではありません。
このことからも、解消欲求が目的の間食を摂る場合は、
”消化が遅く腹持ちが多い食物”
を摂る必要があるのです。実際の食物を書く前に”発散欲求が目的の間食”を先に説明してから、それぞれに適した食物を書いていきます。
発散欲求について
では、次に発散欲求について書いていきますが、これも考え方は解消欲求と一緒ですが、目的が違ってきます。まず発散とは、
”外部に散らばり出ること”
と辞書に書いてありますが、これではいまいち分かりづらいので、簡単に言うと
”問題を吐き出すこと”
だと言えます。なので、発散欲求とは
”問題を吐き出ことを求めること”
と捉えています。発散欲求で言う”問題”とは、間食において”感情”を意味しています。ここで、解消と発散の2つが、間食にどのように関わることで実際に摂取する食物に違いが出るのか?その違いを”ストレス”で説明していきます。
解消と発散の違い
皆さんも”ストレス解消”と”ストレス発散”は聞いたことがある言葉だと思いますが、その違いをはっきり答えられる人は少ないと思います。この違いを理解することで、なぜこの2つが間食に関係するのか?わかってきます。
では、最初にストレス解消について説明します。これは、上でも書いたように
”状態を消し去ること”
と説明した解消を使っているので、この場合は
”ストレスを消し去ること”
をストレス解消と言います。このことからも、解消とは
”問題の解決”
とも言いかえることが出来ます。ストレスという”問題”を消し去ることで”解決”しているのです。では、発散はというと上で書いたように、
”問題を吐き出すこと”
と説明しました。なので、ストレス発散とは
”ストレスを吐き出すこと”
ということです。もう少しイメージしやすくすると、
”ストレスを紛らわせる”
ことをストレス発散といいます。このことから発散とは、
”問題の先延ばし”
だと言いかえることが出来ます。ストレスという”問題”を紛らわせることで”先延ばし”て、ストレスの感じ方を軽減しているのが”発散”と捉えることで、間食の摂り方が変わってくるのです。
この捉え方で解消と発散を間食に当てはめると、
”問題を解決するための間食”
”問題を先延ばしするための間食”
となります。こうすることで”解消欲求が目的の間食”と”発散欲求が目的の間食”が全く違うことがわかります。それは、
”間食することによる結果”
です。解消欲求が目的の間食は、その問題を解決し消し去ることが出来ますが、発散欲求が目的の間食は、その問題を先延ばし紛らわせることしか出来ないのです。
発散欲求が目的の場合
これまでのことを踏まえると、発散欲求が目的の間食は
”感情を紛らわせるため”
に食物を摂ることです。更に詳しく言うと、
”栄養素も血糖値も関係ない”
のが発散欲求が目的の間食です。なぜなら、この場合の間食は”食べる”という”行為”が目的であり、何を食べようがその効果に差がないからです。だいたいは自分が食べたいものを食べているので、これが太る原因になる間食です。感情を紛らわせるための間食に不必要は栄養素を摂っていれば、1日の食事量が増える原因になり、太ってしまうのです。
このことからも、発散欲求が目的の間食を摂る場合は
”消化が遅く腹持ちが少ない食物”
を摂ることで、余分な栄養素を抑えながら、感情を長く紛らわせることが出来るのです。ここで解消欲求と発散欲求の違いをはっきりさせておきます。
解消欲求と発散欲求の違い
なぜこの2つの欲求が間食を説明するために必要だったのか?それには間食には2種類の目的があるからです。それが、
”体を満たす間食”と”心を満たす間食”
になります。それを”解消欲求”と”発散欲求”で説明してきました。そして、この2つの大きな違いが
”間食で問題が解決できるか?”
ということです。解消がほぼ同じ意味なので、説明する必要がないかも知れませんが、空腹感や甘いものが食べたいなどは、一見感情と思われますがこの問題は、栄養素を摂取することで解決できます。
しかし、発散欲求で挙げたストレスや口寂しさなどは、心に問題があるため食べることが直接の解決方法ではないので、紛らわせることしか出来ません。もう少し具体例を挙げていくと、
- 仕事先の人間関係がうまくいかずイライラする
- 暇だからお菓子でもつまみたい
- 禁煙中なのでたばこの代わりに何か口に入れたい
今、思いついたのがこの3つですが、1番目は典型的なストレスを表したくて書きました。これ自体は誰にでも起きる問題で、デブにしか起きない問題ではありませんが、この問題の発散方法が間食のため、デブは太ってしまうのです。今回の記事が間食について書いているので、間食だけの問題と思われるかも知れませんが、この問題は普段の食事にも影響するとても深刻な問題です。
2番目はデブではおなじみの感覚だと思いますが、これも口寂しさや退屈などの問題を間食で発散しようとするために、余分な栄養素を摂取することで太ってしまうのです。もちろん間食することがいけないのではなく、間食の摂り方が正しく行えれば、太ることを抑えることができます。
3番目は禁煙というストレスと口寂しさを発散するために間食をする場合を考えました。DeNNKo自身たばこは嫌いなので吸ったことはないのですが、よく禁煙後に体重が増加する原因として、タバコをやめたことにより味覚が正常になり、食事をおいしく感じるようになり食べ過ぎることだと言われます。しかし、それ以外に今までたばこを吸うことで紛らわせていた口寂しさを、食物に置き換えることも太る原因になるのです。
これらのことから分かるように、発散欲求で抱く感情は
”間食では解決できないもの”
になるため、それぞれの感情に合わせた食物を選ぶ必要があるのです。
解消欲求の間食に効果がある食物
2回に渡って長々と間食の方法を書いてきましたが、ここからは実際にどのような食物を選ぶことで、それぞれの間食に効果があるのか?その手段を説明していきます。今回は間食に限定しますが、ここ考え方は食事にも有効的なので、次回しっかり書いていきます。
空腹感に効果がある食物
上で説明したように、解消欲求の間食は”消化が遅く腹持ちが多い食物”と書きましたが今回紹介する食物は、
”干しスルメイカ”
です。これを選んだ理由は、まず堅いからです。堅いということは、歯でよく噛まなくてはいけません。更にイカ自体が口以降の消化に時間がかかる食物のため、消化は遅くなります。そしてイカはたんぱく質が多いので、体内に吸収された後も糖質よりも代謝に時間がかかる上、干してあることで腹持ちも多くなります。
甘いものを食べたい時に効果がある食物
この場合は、よく人工甘味料で”甘味”を感じれば解消されると思われていますが、舌だけでなく体にも甘味を感じさせるためにも”砂糖”が必要です。どうしても味覚だけで甘味をごまかすだけでは、甘いものが食べたいと言う問題を解消出来ません。
そこで今回紹介するのは
”あめ”
です。皆さんがダイエットをする際には、甘いものは控えるようにすると思いますが、あめは消化が遅く腹持ちが多いとても優れた食物です。あめを噛まずにしっかり舐めれば、あめの大きさによりますが舐め終わるのに約10分かかります。更にあめ一粒約5gのエネルギー量が20kcalと腹持ちも十分です。少し分かりづらいかもしれないので、DeNNKoの大好物”大福”と比較することで、イメージしやすくなります。
あめと大福の違い
市販されている大福にもいろんな種類がありますが、今回は重さ100gでエネルギー量が240kcalの大福と比較したいと思います。DeNNKoがこの大福を食べるのにかかる時間は、どんなにゆっくり食べても5分ほどで食べ終わってしまいます。おもちが柔らかく噛む回数も少ないので消化が早く、あんこも入っているので腹持ちは多くなります。
今回は大福とあめを”消化にかかる時間”と”エネルギー量”で比較することで、あめが間食に適している理由を説明していきます。まず、消化にかかる時間で比較していきます。最初にあめを舐め終わる時間”10分”を基準に大福とあめを比較します。
わざわざ10分間あまいものを食べ続ける必要はありませんが、あめを1個舐め終えるまでに、大福なら2個食べることが出来ます。この時点で大福はあめの24倍多くエネルギー量を摂取しています。次に、大福1個のエネルギー量をあめで摂取しようとすると、どうなるのでしょうか?
あめを1個舐め終わるまでに、大福は2個食べることが出来ましたが、大福を1個食べ終わるまでに、あめは1個も舐められません。更に、大福1個のエネルギー量をあめで摂取しようとすると、12個舐めることになり120分かかります。
”食べる”と”舐める”という違いはありますが、あめは1個のエネルギー量が少ない上に舐めるのに時間がかかるため、普通の甘いものよりも消化が遅くしっかり”砂糖”を摂取することで、甘いものを食べたいという欲求もしっかり解消できます。その上あめ自体が携帯しやすく、種類も豊富のため間食に適しているのです。
主に解消欲求が目的の間食に用いているのは、この2つになります。好みやアレルギーなどがあるので、自分に合った食物を探してみるのも楽しいと思います。では次に、発散欲求が目的の間食に効果がある食物を紹介します。
発散欲求の間食に効果がある食物
上で書いたように、発散に重要なのは
”食べるという行為”
です。できるだけ口の中で食物を咀嚼(そしゃく)することが、ストレスや口寂しさには有効です。そして、発散欲求が目的の間食にはエネルギー量が必要ないので、できるだけ腹持ちが少ない食物がおすすめです。そこで今回紹介するのが、
”ガム”
です。ガムもいろんな種類があるため、味に変化がつけやすいので間食に向いています。人によりますが、DeNNKoは味がなくなっても2,3時間同じガムを嚙み続けることが出来るので、金銭的にもおすすめです。しかし、今回の問題は”人工甘味料”にあります。
人工甘味料の実害?
これから書く記事はDeNNKoの実体験をもとに、自分が感じた体調の変化や意見を書いていきます。科学的根拠や実証はありませんので、それを踏まえて書いていきます。
DeNNKoがまだ間食について、しっかり理解出来ていなかったソイエット初期に、間食はすべてガムを噛んでいました。小腹が空こうが甘いものが食べたくなろうが、ストレスや口寂しさなど区別なくガムを噛んでいました。その当時のDeNNKoもできるだけ余分なエネルギー量を摂取しないようにするために、人工甘味料を含むガムを嚙んでいました。実際には市販されているガムのほとんどが、人工甘味料を使用していたので、自然と人工甘味料を含んだガムを噛んでいただけですが・・・。
1日に5個以上ガムを嚙む日が1か月ほど続いていましたが、ガムを噛んでいると頭痛になることが多くなっていました。当時は糖質不足で脳が栄養不足になっているせいだと思っていましたが、1か月を過ぎたころから身体中がかゆくなり始めました。肌がかぶれたわけでも虫に刺されたわけでもなく、特に手と足を無意識にかいていたのか、かさぶたが出来るほどかき続けるようになっていました。
ちょうど身体中をかきだしたのが、ミント系のガムから甘めのガムに変えたタイミングでした。今までの蓄積なのか、そのガムが原因なのかは今になっても分かりませんが、身体中がかゆくなる前後で変わったことは、ガムを噛み始めたことです。そして、ソイエットの知識を勉強する中で”人工甘味料”の存在を知り、自分の体調の原因がガムにあるのでは?という仮説を立てました。
実際の原因が分かったわけではありませんが、その日から人工甘味料を使ったガムを噛むことをやめました。そうすることで、頭痛と身体中のかゆみは収まってきました。だからといって、人工甘味料が原因だと判断したわけではありませんが、人工甘味料を摂るリスクとメリット・デメリットを理解する良いきっかけになりました。
そして、現在の日本で人工甘味料を使っていないガムを購入することが難しいことに気付かされました。全く売っていないわけではないのですが、種類も少なく味も限られるため、なかなか間食として取り入れるには難しいかも知れません。DeNNKoにあったガムを今も模索中なので、もしお勧めできるものが見つかったら、ぜひ紹介させてもらいたいと思います。
まとめ
間食に適した食物を紹介しましたが、まだ実際に販売されている商品で、オススメ出来るものはまだ模索中なので、自分が試して効果があったものを次回紹介していきたいと思います。そして、今回の間食で書いていないある”欲求”がデブにとっての1番の原因であり、改善が難しいものになります。それが、
”いっぱい食べたい”
と言う欲求です。この問題は間食だけでなく食事にもいえることで、お腹いっぱいになるまで食べないと気が済まないのは、デブに共通する価値観や習慣、ストレスなどが複雑に関わっているので、なかなか原因を特定するのは難しくなります。
この記事でソイエット流の解釈が書いてあるので、良かったら読んでみて下さい。次回は少しソイエットから離れて、今回の記事で少し触れた”喫煙”について、世間でも話題になっているので、DeNNKoの考え方を.書いていきます。
最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございました。