皆さん、オココ~。DeNNKoです。
今回はソイエットを実践していく上で重要な、習慣、食事、運動、睡眠、理論、心理を考えていくために必要な”知識”について、書いていこうと思います。
自分がどのようにして知識を得ているのか?
それは、皆さんと同じ方法を使っています。それは、
「Google先生」
です。自分自身はバカ高校卒なので、元から持っている知識だけでソイエットを実践していくには、少し無理があります・・・。
では、どのように知識を得るのか、具体的な方法を書いていきたいと思います。
やり方は皆さんと一緒です。
まず、先生に自分の知りたい知識や情報を質問すると、それに先生が”答え”てくれる、端的にいうと、”検索する”ことです。
しかし、検索して得た知識、情報だけでは、”正しい”知識を得られたとは言えません。
何故なら、Google先生は質問に該当する”答え”を教えてくれるだけで、その”答え”の”真偽”まではひとつの質問では、教えてはくれません。
そして、Google先生の”答え”が正しいか間違っているかを判断するのは、自分自身で行わなくてはいけません。
なぜ”答え”と書いたのか?
少し説明させてください。今、インターネットはパソコンだけではなく、スマホやタブレットなどの普及で、利用している人は増え続けていると思います。
そして、ネットが身近になるにつれて、皆さんのネットに対する捉え方も変化しています。それは”ネットの情報を鵜呑み”にしていることです。
以前ニュースになっていた”ネット記事”の問題を、まだ覚えている人もいると思います。この場合は”記事”なので、真偽についてはさらに厳しくなるのは当然なのですが、ネットには正しい情報と間違った情報が混在しています。
同じ事柄や出来事でも、記事を書く人の思惑や偏見などで、全く正反対の記事になったり、今は情報の真偽を判断するのは、とても難しくなっています。
なので、Google先生は”答え”てはくれても、”正解”を教えてくれるわけではありません。
さらに、ダイエットの情報は、困難を極めます。ダイエットに関する情報は専門的な知識が必要になってくることから、個人で真偽を判断するのも一苦労です。
しかも、ダイエットや健康に関する商品には、間違った知識を使い商品にしてしまうものも、今までにたくさんありました。
最近であったのが、”水素水”です。
ことの発端は、国民生活センターのこんな発表でした。
リンク先はこちら⇩
容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」−「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です−(発表情報)_国民生活センター
リンク先を要約すると、水素はほとんど入っていない、水分補給が目的の”ただの水”だったということでした。
それはさておき、なぜ水素を摂取することが健康に繋がるのでしょうか?
検索してみると、「活性酸素を除去する働きがあるから」だそうです。
またここで、活性酸素という言葉が出てきたので、説明したいと思います。
呼吸によって取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になると言われていて、それ自体が体に悪影響があるわけではありません。
本来は、殺菌作用を用いて、体内に入り込んだ細菌類を駆除したり、酵素の働きを促進したり、身体中の細胞を守ってくれる働きがあります。
ここまでで、除去する必要はないと思われます。しかし、この量が問題なんです。強い酸化力のせいで、必要以上にあると今度は細胞にダメージを与えてしまうんです。
なので増えた活性酸素を、水素を使って除去しようとなるわけです。
長くなりましたが、更に長くなったので飽きずにお付き合い下さい。
これで、水素を摂取する理由は理解出来ましたが、なぜ”水素水”なのか?
水素は常温では気体の状態です。それを液体に溶け込ませるには、水に圧力をかけながら水素を溶け込ませていく方法で、市販されていものではアルミパウチという容器に入れて販売されています。(わからない方はこちら⇒アルミパウチ - Google 検索)
なぜアルミパウチを使うのか検索すると、ガラスやプラスチックは短時間で通過してしまうため、長期間の保存にはアルミニウムの容器が向いているそうです。
皆さんも、これと同じ方法で出来ている飲み物をご存じのはずです。それが炭酸飲料です。炭酸水は、水に二酸化炭素を溶け込ませて、シュワシュワ感が生まれています。
ですが、水素水と炭酸水には大きな違いがありました。それが”容器が違う”です。
炭酸水は缶や瓶、ペットボトルを用います。何故なら、中の二酸化炭素が抜けても爆発しないように、頑丈な容器が必要だからです。
しかし、水素水はアルミパウチで大丈夫です。これはなぜなんでしょうか?
あるサイトでは、容器に圧力をかけないから水素が安定して溶け込んでいるという見解が載っていました。
ここで自分の見解を述べます。
(この見解は、自分の疑問をぶつけるもので、正解ではありません。)
なぜ、水素は水に圧力をかけた方法で溶け込ませてたのに、圧力をかけずに水素は安定して溶け込むことが出来るのか?
答えは”NO”です。
中学の理科で実験したことがあると思いますが、気体の性質を理解するため、気体を発生させ、その気体にあった収集法(置換法)を実践するという授業をした覚えがあります。google先生に聞いても教えてくれます。(気体の性質 - Google 検索)
そこでは、水素は空気よりも軽く、水に”溶けにくい”性質であると教わりました。
比較対象に二酸化炭素を用いると、空気より重く、水に”少し溶ける”性質です。
ここで疑問に思うのは、なぜ少しでも溶けやすい二酸化炭素は、圧力をかけ続けなければ抜けていってしまうのに、水素は溶けにくいのに、一旦溶けてしまえば、圧力がかかっていなくても溶けたままなのか?
ここで、イメージしやすいように”風船”で例えてみたいと思います。
圧力をかけた状態を、風船に空気を送り込んで入口をつまんでいる状態とします。
入口をつまんでいるから、風船の中の空気は出ていきません。この状態を”溶け込んでいる”としたときに、炭酸水は圧力がかかったままペットボトルに入っているので、風船はしぼみません。ですが、一度ふたを開けてしまえば、風船の入口を放すことと同じで、風船から空気が抜けていってしまいます。何度もふたを開け閉めすれば、入口を何度も放すことになるので、最終的に風船はしぼんでしまい、ペットボトルの炭酸水も気が抜けてしまいます。
では、水素水の場合はどうなのでしょうか?
水素水は溶け込ませるまでは、二酸化炭素と一緒で風船の入口は押えています。しかし、アルミパウチに移した時にはすでに、風船はしぼんでいるはずなんです。なぜなら、溶けにくい水素を圧力で無理やり溶け込ませていたのに、一度溶け込んだらあとは安定して溶け込み続けるはずがないのです。この状態は風船でもありえません。入口を縛ってもいないのに、風船が膨らみ続けているのですから・・・。そもそもこれを、”溶けにくい”といえるのでしょうか?
ここで国民生活センターのテスト結果を見てみると、ペットボトルに入っている水素水でも、水素濃度が減少しているというものでした。(ペットボトルの圧力に変化はなくとも、直接ペットボトルから水素が抜けている可能性も考えられます。)
このことから、水素も水に完全に溶け込んでいるわけではない、といえます。
なぜ水素水はアルミパウチの中で爆発しないのか?ここからは自分の”仮説です”。
- アルミパウチに移す時点で既に、水素が抜けている。
- 水にあまり溶け込まないので、水素が圧力から解放されても体積に変化がない。
と、これくらいが自分の限界でした。
今回は、圧力で溶け込ませる方法を取り上げましたが、水素水にはほかの方法もあるみたいなので、興味があったら検索してみて下さい。
まとめると
水素には、まだどんな効果があるのか、はっきりわかっているわけではなく、水素水は、更に基準が曖昧で不確かなことが多数ありました。
これが今の自分が導き出せる”答え”であり、”正解”は導き出せそうにありません。
現に、ここまで書くのに2日もかかりました・・・。
とてつもない遠回りをしましたが、この”水素水”を調べるにあたって自分が実践している”真偽”を確かめる方法をご紹介していきます。
- 水素水に関わっているサイトを最低4つ比較する。
- その際、サイト自体がある特定の商品、または情報を宣伝しているのであれば、比較対象から除外する。
- 比較する際は、必ず二つの見解(良い、悪い)のサイトを2つずつ(なければどちらか必ず一つ)を選び、水素水がなぜいいのか、水素水がなぜだめなのかを比較する。
- わからないことは、分かるまで検索する。
- 真偽がわからなかったときは、知識とした蓄え、早急に結論を出さない。
- あくまで知識であり、信じる、信じないで判断しない。
ざっと、これくらいだと思います。
もし、ほかのことを検索する際にも、基本は同じやり方です。
傾向として、怪しいサイトというのは、詐欺と一緒でいいことしか書いてないことが多いです。メリットとデメリットの両方を知って判断するのが、一番安全なやり方だと思います。
最後になりますが
正しい知識を得るのには、ある学問を深く理解する必要があります。それが、
「化学」
です。化学を知ることで、この先の、医学、生理学、解剖生理学などが理解できるようになってくると、自分の体に起っていることがわかってきます。知ることで、自分が普段やっている行動に疑問を持ったり、改善策が見えてきます。
そして、知識を得るために重要なのは、
「なんでだろう?」
という気持ちです。なぜそうなるのか、どうしてだめなのか、知りたいという気持ちを持てれば、分からないことも分かるようになってくると思います。
こんなになると思いもよりませんでしたが、最後まで読んでくれた方、ホントにありがとうございました。
次回はソイエットに関わる知識を書いていきたいと思います。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。